生まれる前から最強!? 交尾をする魚『サメ』のバラエティ豊かな繁殖方法
魚類最強(最恐!?)のいきものといえば…、そう、『サメ』。そんな『サメ』たち、実は、魚類の中では珍しく、繁殖のために交尾をするんです! また、子どもの生まれ方もバリエーション豊富で、中には、生まれた時…
2022.04.13
投稿日:2022.04.13 更新日:2023.03.15
世の中には「魚へん」がつく漢字が多いですよね。
例えば「鮪(まぐろ)」や「鰹(かつお)」、「鯵(あじ)」など、パッと思い浮かべるだけでも3つや4つは漢字が出てきます。
実はこの魚へんがつく生き物たち、中にはとっても面白い由来でその漢字になったものもいるんですよ。
魚へんの生き物が多いからこそ読み方がごちゃごちゃになってしまうこともしばしばありますが、その面白い由来を覚えれば、漢字の区別もつくようになるかも!?
今回は、驚きと発見がたくさん! 魚へんがつく生き物たちの漢字の由来にせまっていきます!
目次
まずは面白い由来がある魚へんの漢字を持つ魚類を見ていきましょう!
今回は6つピックアップしています。
鮪(まぐろ)の漢字には「有」がついていますよね。
「有」には「外側を囲む」という意味があり、鮪は海を囲むように大きく回遊することから、この漢字がつけられたそうです。
あれ、意外と普通の由来だな……と思ったそこのあなた! 面白いのはここからです!
漢字ではなく「まぐろ」という読み方に着目した由来ですが、鮪が泳いでいる姿を海面から見ると影が黒いことから「真黒(まぐろ)」であるという説と、目が黒いので「眼黒(まぐろ)」であるという説が語られています。
真っ黒だから「まぐろ」はそのまますぎて、担当は少し笑ってしまいました。
「鰹(かつお)」の由来はもしかするとすでに想像がついている人も多いかも!?
そう、「堅いから」です!
鰹から作られる鰹節は堅いですもんね。
古くから干物にした時の堅さが意識されていたようです。
さて、味噌煮にすると美味しい「鯖(さば)」はどうでしょうか?
「鯖(さば)」のはなぜこの漢字なのかというと……ダララララララ、ジャン!
「鯖が青いから」でした!(またそのまま!)
「鯖」のつくりの部分は「青」の旧字だそうですが……想像はついていました。
あまりにもそのまますぎて逆に面白い由来が2つ続いていますが、「鰯(いわし)」はどんな由来なのでしょうか?
鰯はいつも他の魚に食べられている弱い魚という意味から、この漢字がつけられたそうです。
確かに大群で泳いでいて、他の魚が狩りのためにその大群に突っ込んでいく姿はテレビなどで見かけたことがありますが……なんだか悲しい由来ですね……。
他にも「傷みやすい」という由来もあるそうですが、どちらにしても担当はやるせない気持ちになりました。
そのまますぎる由来と悲しい由来が続いて、もはや「鯵……頼むぞ……」という気持ちにすらなってきました。
肝心の「鯵(あじ)」の由来はというと、「鯵の旬が3月だから参がつく」だそうです!
ここにきて明るい由来が出ました!(やったー!)
確かについこの前、3月中旬に定食屋さんで食べた鯵の定食がとても美味しかった記憶があります。
魚へんに「神」……なんだかカリスマ性が高そうな「鰰(はたはた)」ですが、なぜこの漢字になったのでしょうか?
まず、ハタハタ(霹靂)とは雷が鳴る様子を表した古代の擬音です。現代でいうところの「ゴロゴロ」がそれにあてはまります。
これは鰰が雷(神鳴り)の多い晩秋~初冬に獲れることからつけられた漢字だそうです。
もし現代に鰰が発見されていたら、読み方は「ゴロゴロ」だったかもしれませんね。
中には魚類じゃないのに魚へんの漢字がついている生き物もいます。
その一つが「鯱(しゃち)」です。
鯱は魚類ではなく哺乳類ですが、「海の中で虎のように獰猛」「海の王者」という意味から、この漢字がつけられたと考えられています。
確かに虎は獰猛な生き物ですし、中国では王者の象徴にもなっていますよね。
また、「鯨(くじら)」も哺乳類ですが魚へんがついています。
鯨のつくりの「京」の字には「高い丘」という意味があり、「丘のように高くて大きい魚」という意味でこの漢字があてられました。
ここまで魚へんの漢字がつけられた生き物をご紹介してきましたが、魚なのに魚へんがもらえなかった魚たちも……。
この魚たちの名前(漢字)には、いったいどんな由来が隠されているのでしょうか!?
「秋刀魚(さんま)」は魚へんを持たない魚類の一つです。
文字通り、「旬が秋」で「刀みたいに鋭く細い体」という点から「秋刀魚(さんま)」と名付けられました。
魚へんはもらえませんでしたが、魚という漢字はもらえていますね!
「細魚(さより)」も秋刀魚同様に見た目から漢字がつけられており、「細い魚」であるという理由でこの名前になったそうです。
こちらも魚編がつかなかっただけで、魚という漢字はついています。
「公魚(わかさぎ)」は完全に当て字ですが、江戸時代に将軍様へ年貢として献上された「公儀御用魚」であったことからこの漢字になったという説があります。
将軍様に納められていたというだけでとても格式高い魚に感じますね。
「皮剥(かわはぎ)」は調理の時にすぐにきれいに皮が剥がせることから、この漢字がついたそうです。……が、実は魚へんにつくりが「皮」でかわはぎという漢字も別でちゃんと用意されています!
ちなみに剥いだ皮はザラザラとしており、昔は紙やすりとして使っていたという説もあるそうですよ。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』では、魚へんの生き物たちのグッズを販売しています!
ハイカラなものから渋いものまで揃っているので、きっと好みのものが見つかるはず!
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中の魚へんの生き物グッズをご紹介します。
七宝焼きの濡れたようなガラス光沢と銀の金属光沢を生かしたまぐろモチーフのピアス。
本物のまぐろを見ながら、その特徴を考慮し忠実に再現したとのことで、確かに今にも動き出しそう!
耳につけると、耳からまぐろがひょっこり顔を出しているような状態になります。
リアルさとコミカルさを兼ね備えているので、休日のお出かけにぴったりです。
一つひとつ手作りされているこちらの花器は、表情に微妙な違いがあります。
特に目の近くの白い模様は物によってかなり個性が溢れるため、手作りならではの一点もの感を楽しめそう!
愛嬌のあるシャチから花が出ている様子は、ヒーリング効果抜群です。
自宅に飾るのはもちろん、会社のデスクに飾っても◎
今回の記事のテーマにぴったりのグッズを見つけました!
魚へんの生き物のイラストと文字を組み合わせたデザインのポストカードです。
「この生き物はこういう漢字で書くんだ」という発見がありそうでワクワクしますね。
ポストカードとしてはもちろん、飾ったり、眺めて勉強したり、楽しみ方は無限大です!
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