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2023.07.28

雨の日のマスコット的存在!日本のカエルの生態を大解剖!

投稿日:2023.07.28 更新日:2023.07.27

雨の時によく見かける生き物といえば、そう、カエルです。

カエルと言われて思い浮かべやすいアマガエルの他にも、日本にはさまざまなカエルが生息しています。
現在、日本にはどのようなカエルが暮らしているのでしょうか?

今回は、日本のカエル6科に焦点をあて、その生態などを深掘りしていきます!

日本にはどんなカエルがいる?

日本には6科48種類のカエルが生息しています。
6科とは「ヒキガエル科」「アマガエル科」「アカガエル科」「アオガエル科」「ヌマガエル科」「ヒメアマガエル科」の6つです。
一匹一匹を取り上げてご紹介すると膨大な量になってしまうので、ここからは6つの科の中で代表的な日本のカエルをご紹介していきます!

ヒキガエルってどんな生き物?

ヒキガエル科の中でも日本で一番大きなニホンヒキガエルは、体長8~15cm程度。
一般には「ガマガエル」と呼ばれる種類で、そのどれもが大型です。
西日本に分布し、鼓膜の後ろにある耳腺と呼ばれる隆起からブフォトキシンという毒液を分泌します。

産卵は雪解け前の3月から始まり、最盛期は5月上旬。
卵嚢はヒモ状で、長さは5m以上になることもあります。
5月中旬頃から孵化し始めますが、標高の高いところなどでは6月の下旬にやっと孵化することもあるそうです。

ニホンアマガエルってどんな生き物?

アマガエル科の中でも日本でメジャーなのは、ニホンアマガエルです。
体長は2~4.5cm程度と小型。
北海道、本州、四国、九州、国後島、佐渡島、対馬など、広く分布しています。

全ての指先に丸い吸盤があり、この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり、ガラスの垂直面に張り付いたりすることができます。
またニホンアマガエルも皮膚の粘膜から毒を分泌しており、普通に触る分には問題ありませんが、傷付いた手で触ったり、触った手で目を擦ったりすると激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することも……。
基本的には触らない方がベターです。

産卵は4月頃から始まり、数十回~数百回に分けて少しずつ水面に卵を産みます。
産んだ卵はバラバラになり水底に沈んでいくので、野生のニホンアマガエルの卵を見つけるのは難しいでしょう。

ニホンアカガエルってどんな生き物?

ニホンアカガエルはアカガエル科の一種で、日本の固有種です。
本州から九州、および周辺離島など、日本列島に広く分布しており、体色が赤褐色である個体が多いためこの名が付いています。
体長は3~7.5cm程度と、アマガエルと比較すると少し大きめ。

鼻先が長くスマートな見た目をしており、背中に背側線があるのが一番の特徴です。

産卵は他のカエルよりも早く、1月頃から始まり、場合によっては12月でも産卵します。
産んだ卵は、人間の大人が片手で持てるくらいの塊になっており、持ち上げても崩れません。
孵化までは約2週間です。

シュレーゲルアオガエルってどんな生き物?

アオガエル科の中でも日本の固有種なのが、シュレーゲルアオガエルです。
体長は3~5cmほどで、本州、四国、九州と、対馬を除くその周辺の島に分布します。

見た目はニホンアマガエルに似ていますが、ニホンアマガエルよりも大型になること、鼻筋から目や耳にかけて褐色の線が無いことなどで区別することが可能です。虹彩の色が金色です。
オスは咽頭下に単一の鳴嚢を持ち、これを膨らませて鳴きますが、メスにはこの鳴嚢が無いので、メスが鳴くことはほとんどありません。

産卵は4月頃から始まり、メスはクリーム色の泡で包まれた3~10cmほどの卵塊を産卵します。
中には土中に産卵する個体もいるため、その場合は外から見た時に卵があまり目立ちません。

ヌマガエルってどんな生き物?

ヌマガエルは、ヌマガエル科に分類されるカエルの一種。
褐色かつ小型で、西日本の水田でよく見られる南方系のカエルです。
具体的には本州の中部以西、四国、九州、奄美諸島、沖縄諸島などに分布しますが、1990年代頃から関東地方などでも確認されるようになりました。

水田に大きく依存した種であり、集団生活をする点もヌマガエルの特徴です。

5~8月に産卵期を迎えるヌマガエルの卵は、小さな卵塊として何度にも分けて産出され、水面に層状に浮かんでいることが一般的。
総産卵数は1100~1400個程度にもなります。

ヒメアマガエルってどんな生き物?

ヒメアマガエルは日本一小さなカエルで、1属1種で知られている日本の固有種です。
体長は2~3cm程度で、全体的に幅広く扁平。
全身ほぼ褐色で、背面中央に濃い褐色の斑紋があり、前肢は小さく後肢はよく発達しています。
奄美諸島、沖縄諸島、先島諸島などの暖かい地域に分布しています。

産卵期は一般的に3~7月と言われていますが、一年中繁殖している地域もあるんだとか。
産卵は水面近くで行われ、産出された卵塊は水面にシート状に浮かびます。

身に着ければ雨の日も心躍る! 『いきもーる』で見つけたカエルグッズ

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カエルグッズを身に着ければ、憂鬱な雨の日もハッピーに過ごせそう。

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ニホンアマガエルアクリルキーリング

ニホンアマガエルアクリルキーリング/¥825(税込)

ちょこんと座ったニホンアマガエルがキュートなキーリングです。
表と裏で色が異なり、裏にはブルーバージョンのニホンアマガエルが。
バッグやポーチに付けて持ち歩けば、憂鬱な雨のこともすっかり忘れてしまいそう!
雨の日にテンションを上げたい方にぴったりです。

ヒトデとたかし ポストカード

ヒトデとたかし ポストカード/¥165(税込)

カエルのたかしくんがヒトデと戯れる様子が描かれたポストカードです。
そのナイスバディを惜しみなく晒しながらくつろぐたかしくんと、その上に乗っかるヒトデ。なんとなく、ヒトデもリラックスしていそうな雰囲気が漂っていて、ここだけゆったりと時間が流れていそう。
見ているだけでほっこりとする、でもなんだかちょっとセクシーなポストカードは、額縁に入れてインテリアにしても◎

カエルの水浴びマグネット(スプーン)

カエルの水浴びマグネット(スプーン)/¥1300(税込)

小さいカエルと大きいカエルが、向き合って仲良く水浴びをしている様子が愛らしいスプーン型のマグネットです。
冷蔵庫に付けるのが定番ですが、職場のロッカーなどにもおすすめ。「雨が降っていて嫌だな……」と感じる時も、のんびり水浴びをするカエルたちの表情を見てほっこりしてください。

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