スカシカシパンはウニの仲間?菓子パンそっくりな不思議生物の生態を紹介!
海の中には、変わった見た目や生態の生き物がたくさんいます。ウニの仲間のスカシカシパンもそうした不思議な生き物の一つです。 本記事では、スカシカシパンという名前の由来や、変わった生態を紹介していきます。…
2019.12.13
投稿日:2019.12.13 更新日:2021.05.13
魚類最強(最恐!?)のいきものといえば…、そう、『サメ』。
そんな『サメ』たち、実は、魚類の中では珍しく、繁殖のために交尾をするんです! また、子どもの生まれ方もバリエーション豊富で、中には、生まれた時点で最強ハンターとしての人生を歩み始めていることもあるそう。
ということで今回は、『サメ』たちの、ちょっと恐い(!?)繁殖方法についてご紹介していきます!
目次
魚類の繁殖方法は、ほとんどが「体外受精」。オスとメスが同じタイミングで放精放卵を行います。稀にメスが水中に産みつけた多量の卵に、オスが精子をふりかけていく沈着卵タイプもいます。
対して『サメ』は、魚類には珍しくオスに交接器(クラスパー)と呼ばれる2本の生殖器があり、メスの生殖器に挿入して「体内受精」をおこなうんです!
『サメ』の交尾は、種によっていくつか方法があるのですが、中には、オスがメスに噛み付いて、動けないあいだに挿入するという衝撃的な方法も! メスは、オスに噛み付かれている上、岩はだなどにからだをこすりつけられるそう…。もう、たまったもんじゃありません!
オスがメスに噛み付く理由は諸説あり、交尾中のからだを安定させるためだとか、性的欲求を満たすためだとも言われています。
ある種のサメではメスの皮膚は、オスの3倍以上に厚いそうですが、さすがに交尾が終わった後は、死んでしまうのかと思うくらいボロボロに。通常、1年程度で回復するそうですが、中には、交尾の際の傷が致命傷となって命を落としてしまう『サメ』も…。まさに命がけ!
傷があるほどモテるメスということだそうですが、命がけの交尾なんて、『サメ』のメスは嫌じゃないんでしょうか…。
『サメ』のうち、約3割の種が卵を産む「卵生」で、約7割の種が、『母ザメ』の胎内で『子ザメ』を育てる「胎生」。『サメ』は、この「胎生」のバリエーションが豊富なんです!
「胎生」には、まず、孵化した『子ザメ』が、自分の卵黄だけで成長する「卵黄依存型」と、『母ザメ』から何らかの栄養補給を受ける「母体依存型」の2つのパターンがあります。
そして、「母体依存型」は、『母ザメ』がどんな、あるいは、どうやって『子ザメ』に栄養を与えるかで、さらに3つに分けられます。
さらに、「卵食型」には、もう1つ、恐ろしいバリエーションが…。なんと、孵化した『子ザメ』が、『母ザメ』のお腹の中で、共食いをするんです!
兄弟姉妹とでさえ生存競争を繰り広げるなんて、さすが、生粋のハンター。最終的には、生き残った『子ザメ』だけが、生まれながらの「最強」ハンターとして、海を知ることができるのです。
メスが一度に産む『子ザメ』は、紹介したどの生まれ方でも、ほかの魚と比べて圧倒的に少ない数となっています。数撃ちゃ当たる戦略のその他多くの魚とは異なり、『サメ』は最強であるが故に、こういった少数精鋭の繁殖戦略を取っているのです。
魚類最強(最恐!?)の『サメ』ですが、グッズになった途端、その凶暴性はどこへやら。ここからは、いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」で販売中の、キュートな『サメ』グッズをご紹介します!
恐くて鋭いイメージの『ホオジロザメ』xも、こんなにチャーミングなら、楽しいお友だちになれそう! 歯を見せてニヤッとした口元が、ニコニコしているような、何かいたずらを企んでいるような…。
同じシリーズに、「ジンベエザメさんブローチ」もあり、こちらは、優しい印象のにっこり笑顔。『ジンベエザメ』の穏やかな性格が現れているんですね!
キャンパス地のバッグなど、布製品につけると、質感の違いからブローチのツヤが際立つのでおすすめ。同じシリーズのブローチを集めて、水族館のようにするのもかわいいです♪
羊毛フェルトでできた『ホホジロザメ』のゆる〜いお顔は、ぜんぜん恐くない…。むしろ、見ていてほっこりします♪
『ホホジロザメ』は、白身の魚なので、内側の色は白色。
小銭入れや、イヤホンなどの小物入れとしてちょうど良いサイズ感で、チェーン(付属していません)をつけて、バッグチャームにするのも◎
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