作家さんに聞いてみた!③ 深海マザー編
いきものグッズ専門ネットショップ「いきもーる」には、たくさんの個人作家さんたちのグッズがラインナップされています。 素敵ないきものグッズを生み出す作家さんたちは、一体、いきものに対してどれだけの愛を持…
2021.12.09
投稿日:2021.12.09 更新日:2022.03.10
名前すら聞いたことない……という方もいらっしゃるかもしれませんが、ラブカは、深海にすむサメです。
見た目がかなり特徴的で、ほら!画像で見るだけでもかなりの大迫力ですよね……! その見た目から、とある映画のモチーフにもされたそうですよ。
しかし、捕獲や飼育事例が少ないことから、まだまだ謎に包まれている魚です。
そこで今回は、そんな謎に包まれた深海魚ラブカについて、現在わかっている範囲の情報をお届けしようと思います!
ラブカってどんな生き物? ラブカはどこに生息しているの?
ラブカに少しでも興味がわいた方は、ぜひ読み進めていってくださいね。
目次
ラブカとは、軟骨魚綱カグラザメ目ラブカ科に分類されるサメで、水深1,000m近くの深海に生息している深海魚。
生きたままの観測が難しいため、研究がそれほど進んでいないレアなサメです。
体長は最大で2mほどにもなり、その長いからだをくねくねとさせながら比較的ゆったり泳ぎます。
原始的なサメの特徴を持ち、3億5,000万年前にも生きていたと言われていることから、「生きる化石」とも言われているサメです。
海洋で目撃される未確認生物の総称に「シーサーペント」というものがありますが、そのシーサーペントがまさしくラブカではないかという説もあるそうですよ。
そんな珍しいサメであるラブカですが、実は数年前、テレビ番組で人気アイドルグループのメンバーがなんと東京湾でラブカを捕獲するシーンが放映され、大きな話題を呼んだこともあります。
ラブカの見た目はとても特徴的。
特異な形で皮膚が丸出しになっているような肉色のエラを持っており、かなり迫力があります。
口にはギザギザとした針状の歯がびっしりと並んでおり、ただでさえちょっと怖い見た目なのに、口を開けると獰猛さに拍車が……。
冒頭でも少し触れましたが、この深海魚ならではの変わった見た目が注目され、映画に出てくる怪獣のモチーフになったとも言われているんですよ。
何の怪獣映画か気になる方は、ぜひ検索してみてください。
個人的には「確かにちょっと似ているかも……」と思いました。
ラブカは稀種ではありますが生息域は広く、大西洋・太平洋全域に生息しています。
具体的には、東大西洋ではノルウェー北方・スコットランド北方・アイルランド西方・フランスからモロッコ・マデイラ諸島など。
中央大西洋ではアゾレス諸島からブラジル南方・西アフリカなど。
西大西洋ではニューイングランドやジョージア州、スリナムなど。
太平洋では台湾・ニューサウスウェールズ・タスマニア・ニュージーランド・ハワイ・カルフォルニア・チリなどで生息が確認されており、実に広い分布域を持つことがわかります。
ちなみに日本周辺でも生息が確認されており、相模湾や駿河湾で稀に見られることがあるそうです。
見た目がかなり大迫力のラブカなので、大きな獲物と激闘を繰り広げているのかと思いきや、食べるものは主に小魚やイカ、タコなどだそう。
イカやタコなどの軟体動物をよく食べるのは、針状になっている歯で引っかけやすいからという説もあります。
中には自分の体長の半分ほどの獲物も飲み込めるという情報もあり、未知に包まれたラブカの主食がイカやタコ、小魚のみとは、もしかすると言い切れないかもしれません。
ラブカは魚です。
魚類は一般的に卵生、卵で産まれてくるものですが、ラブカの場合、ラブカからラブカの稚魚が産まれてくるのです。
魚であるラブカが、なぜ哺乳類のような出産をするのでしょうか。
それはズバリ、ラブカが卵胎生だから!
卵胎生とは、卵を体内で孵化させてから子を体外へ出すことを指します。
ほかの魚類と同じく卵を産んでいることは産んでいるのですが、卵が孵化する場所が体外ではなく体内であるため、ほかの魚類とは一風変わった繁殖方法になっているのです。
ちなみにラブカは、一度の出産で6~12尾は産まれるそうですよ。
激レアな深海魚であるラブカですが、実は食べられることがわかっています。
特別「この地域で食べられている」というものはありませんが、ラブカの刺身は比較的有名なんだそうです。
刺身にするとサメとは誰も気づかないような見た目をしており、脂の甘さやうま味が凝縮されているんだとか。
ほかにも、「ラブカの肝刺身」「ラブカの煮つけ」「ラブカの水煮」「ラブカのフライ」「ラブカの幽庵焼き」など、実にさまざまな食べ方をされているそうですよ。
ちょっと怖い見た目からはなかなか想像つきませんが、いずれもかなり美味なんだとか。
神秘に包まれた深海魚、ラブカ。
そんなラブカを飼育している水族館は日本にあるのでしょうか?
結論からお伝えすると、現在日本にラブカを飼育している水族館は存在しません。
もともと日本でもいくつかの水族館がラブカの展示を行っていたことがありますが、そのほとんどが長くて2、3日……。たった数日で死んでしまうことがほとんどなんだそうです。
深海と通常の水族館では環境も大きく異なる上、ラブカが展示されるとなると大きな話題を呼びメディアなどが殺到するため、フラッシュの光がストレスになってしまったのではという説もあります。
飼育員によると「ラブカはフラッシュですぐ死んでしまうほど敏感ではない」とのことですが、いずれにせよ、水族館での環境は深海魚であるラブカにとって総合的にあまり良いものではなかったのかもしれません。
もしもラブカを間近で見たい!という場合は、さまざまな水族館から発信されるラブカの展示情報をいち早くゲットし、その日のうちに足を運ぶくらいではなければ、ラブカを目の前にすることは難しそうです。
いきものグッズ専門ネットショップ『いきもーる』では、未知に溢れたラブカのグッズを販売しています!
インパクト大なものが多いですが、気合いを入れたい日はもちろん、日常使いにも適したグッズが勢揃い!
ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中のラブカグッズをご紹介します。
こちらはラブカを模したブローチ。
プラバンに色鉛筆で一つひとつ手描きされた作品で、まさにオンリーワンのブローチとなっています。
表面はレジンでコーティングされており、ツヤツヤとした質感が特徴的です。
横幅5.8cmとやや大きめのラブカブローチは、今にも動き出しそうな迫力があります。
台紙つきなので、着用しない時はコレクションとして飾ってもGood!
こちらはシンプルなジップアップパーカーに、ラブカの刺繍をワンポイントで施したもの。
「日常に深海魚を」というコンセプトをもとに制作されたパーカーで、日常使いしやすいデザインになっています。
胸元にさりげなくラブカの刺繍が施してあるため、年齢や性別を問わず着ることができそう。
自分の普段着にはもちろん、プレゼントしてもきっと喜んでもらえるはずです!
主に深海生物が描かれているランチトートは、一見すると深海生物とわからないくらいカラフルでキュート。
でも、深海生物たちの特徴がしっかり捉えられており、近くで見ると「これはラブカだ!」とすぐにわかります。
全体を見ると深海生物たちが丸い円を描いており、なんだかみんな仲が良さそう……見ていると思わずほっこりしてしまう作品です。
自立するしっかりとした作りなので、お弁当箱を入れるのはもちろん、ちょっとしたお出かけにも◎
マーブル柄の上にラブカが描かれた「マーブルラブカ」生地が使われたポーチは、落ち着いた色合いで小物入れやメイクポーチなど、さまざまな場面で活躍してくれそう!
マチがしっかりついているため、収納力も抜群です。
マーブル柄にまぎれて描かれたラブカがリアルで、さりげなくラブカ好きをアピールできます。
普段使いはもちろん、旅行などのおともにもぴったりです。
ちょっと怖い、でもなんだか憎めない……そんなポップなラブカの消しゴムはんこはメッセージカードなどに最適で、インパクトのあるカードになること間違いなし!
リアルさと可愛さを兼ね備えたラブカの絶妙な表情に、メッセージカードを受け取った人もきっとにっこりしてしまうはずです。
色んなところにポンポンと気軽に押せるので、「自分からのメッセージだよ」という目印として、ラブカの消しゴムはんこをヘビーユーズしてみるのはいかがでしょうか?
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